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名島亭ファンの、ファンによる、

ファンのためのサイト

 

このサイトは、ある一人の名島亭ファンの想いによって生まれました。

ファンの、ファンによる、ファンのためのサイトです。

そのきっかけは、おやじさん こと城戸修さんに宛てた一通の手紙でした。

 

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おやじさんへ

 

ある日、店に工事が入っているのを見て、とても心配になりました。おやじさんに何かあったのか、それとも店で火事でもあったのか。そこにいた工事の方に聞き、店をちょっと広くするのだと知りました。

 

僕は名島亭という店が好きで、おやじさんの作るラーメンが好きです。随分前になりますが、仕事に行く途中、ふらりと店の前を通ると、まだ随分と暗いのに店の奥に光りが灯っていて、おやじさんが何か作業をしているのが見えました。それからちょくちょく店の前を通るようになりましたが、おやじさんは雨の日も、雪の日も、早朝から店にいる。スープを仕込んでいるのだと分かったのは3回目くらいかな。何度も店でラーメンを食べたことがあったのに、店の奥にスープの釜があるってことを、全然意識していなかった。僕が店の前を通らない日も、同じようにしているのはすぐに想像できました。毎日、ラーメンのために打ち込んでいる姿を見るたびに、何だか今まで以上にラーメンがおいしくなっていくように思えました。そして、スープもほとんど残さなくなりました。だって、おやじさんは昼も、夜も、店に立っているんだから。朝から晩まで働いているのを見ると、ありがたくって残せない。

 

おやじさんのにこやかな笑顔、おやじさんを身近に感じられる距離感、壁にたくさん書かれた子供たちの落書き。それが落書きじゃなくって、子供たちの成長の記録だと知って、僕が惚れたラーメン店は、みんなが惚れるラーメン店なんだと、とても誇らしい気持ちになりました。

 

工事を終えた店は、やっぱりおやじさんの店のままでした。広くなっても、思いでの詰まった壁が捨てずに活用してありましたね。またこれからどんどん壁の子供たちの記録が増えていくんだと思って、胸が熱くなり、嬉しく思いました。新しく広くなったお店にもっともっとお客さんが来てほしいし、僕たちが大好きな名島亭をたくさんの人に知ってほしい。おやじさんのことを、さらに多くの人に好きになってもらいたいんです。

 

だから、出しゃばったお願いがあります。名島亭のサイトを作らせてもらえませんか。インターネットの仕事をしているって昔一度、話したことがありますよね。店も広くなり、新しいスタートを切ったところだと思います。僕の好きな名島亭をいろんな人に知ってほしいな、と。仕事の合間をぬって作るから、完成するまでにはちょっと時間はかかってしまうと思いますが。今度お店に食べに行った時にでもお返事聞かせてください。

 

チーム名島亭 Yより

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「照れるなあ」と、おやじさんは嬉しそうでした。

こうしてWEBサイト制作は動き出したのです。

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